“楼主”のいろいろな読み方と例文
旧字：樓主
読み方割合
ろうしゅ60.0%
そなた20.0%
だんな20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
アヽ彼奴（あいつ）も気の毒な、斯う牛や馬を追いまわすようにされちゃア身体が続くもんじゃないよ、なんぼ金の為に辛い勤めをするんだッて、楼主（ろうしゅ）があんまり慾張りすぎるからわるい
根岸お行の松　因果塚の由来 (新字新仮名) ／ 三遊亭円朝(著)
楼主（そなた）の心入れは重々忝（かたじけ）ないが、さればというてこのまま手を引いてしもうてはこっちの心が一つも届かぬ。商売は商売。人情は人情じゃ。
名娼満月 (新字新仮名) ／ 夢野久作(著)
「ふッ、ふざけちゃいけねえ。病人と、おめえとで、掌（て）を合せて拝んだなあ、おとといのことだぜ。先の楼主（だんな）に、無理を願って、この通り、金と証文を——」
雲霧閻魔帳 (新字新仮名) ／ 吉川英治(著)