“楼梯”の読み方と例文
読み方割合
はしごだん100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
どうも何処から聞えるのか、其はく解らなかつたが、まあ楼梯はしごだんの下あたり、暗い廊下の辺ででもあるか、誰かしら声をむ様子。
破戒 (新字旧仮名) / 島崎藤村(著)
その時、種夫が一生懸命に楼梯はしごだんにつかまってノコノコ階下したから上って来た。ヒョッコリ頭を出したので、三吉は子供の方へって行った。
家:02 (下) (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
とお雪は楼梯はしごだんの下から声を掛けたので、三吉も下りて来た。三人一緒に成ってからは、三吉も機嫌きげんを直した。叔母や姪はむつまじそうに笑った。
家:02 (下) (新字新仮名) / 島崎藤村(著)