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とまへ
ふりがな文庫
“とまへ”の漢字の書き方と例文
語句
割合
戸前
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
戸前
(逆引き)
彼
(
かれ
)
は
冷
(
つめ
)
たい
風
(
かぜ
)
の
吹
(
ふ
)
き
通
(
とほ
)
す
土藏
(
どざう
)
の
戸前
(
とまへ
)
の
濕
(
しめ
)
つぽい
石
(
いし
)
の
上
(
うへ
)
に
腰
(
こし
)
を
掛
(
か
)
けて、
古
(
ふる
)
くから
家
(
いへ
)
にあつた
江戸名所圖會
(
えどめいしよづゑ
)
と
江戸砂子
(
えどすなご
)
といふ
本
(
ほん
)
を
物珍
(
ものめづら
)
しさうに
眺
(
なが
)
めた。
門
(旧字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
秋の陽にクワツと照されて、庭の先に見えるのは二た
戸前
(
とまへ
)
の土藏で、さすがに今日は煙草の荷の出入りもないらしく、土藏は頑固に扉を閉したまゝ沈默して居ります。
銭形平次捕物控:179 お登世の恋人
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
やがて
龕
(
おづし
)
の前に近よつた。太い格子戸の戸が左右から引かれて、太鼓錠が
枢
(
とぼそ
)
の真中に下つて居る。彼は手さぐりに
戸前
(
とまへ
)
の処を撫でて見た。冷たい鉄の錠がひやりと彼の指先にさはつた。
夜烏
(新字旧仮名)
/
平出修
(著)
とまへ(戸前)の例文をもっと
(3作品)
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