“とさうじ”の漢字の書き方と例文
語句割合
戸障子100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
筋違すぢかひの広き大路には、所狭ところせきまで畳積みかさね、屏風戸障子とさうじなどもておのがじゝ囲ひたり。
伊沢蘭軒 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)
されど戸障子とさうじのはづるる音にや、あまりにおそろしき音すれば、物も覚えず。今の間に家も崩れ、有限の人こゝにて死ぬらむかと、目を閉ぢつつ、大慈大悲の観世音菩薩ぼさちと声高う唱へぬ。
伊沢蘭軒 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)