“大尉”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
たいい58.8%
たいゐ23.5%
だいい5.9%
たいじょう5.9%
エサウル5.9%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
検察隊長は、この軍艦の第一分隊長塩田大尉たいいでありました。この大事件とともに、艦長安西大佐あんざいたいさから命ぜられたものでありました。
怪塔王 (新字新仮名) / 海野十三(著)
読みて大尉たいゐ壮行さうかうわれともにするの感あり、此日このひよりのちことにして、此日このひ只一人たゞひとりうれしくて、ボンヤリとなり、社員にもせず
隅田の春 (新字旧仮名) / 饗庭篁村(著)
何が待つか、ともかくもとその翌日、林冲は正装して宝刀をたずさえ、迎えの者とともに、大尉だいいの公邸に出向いた。
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
唐の大尉たいじょう李徳裕りとくゆうの邸へ一人の老人がたずねて来た。老人は五、六人に大木をかせていて、御主人にお目通りを願うという。
ほんとに変な夢ですの、ほんとに、まるで現つのやうにまざまざと、あの大尉エサウルのところで見たばけものが、実はあたしの父なんですの。