“たいゐ”の漢字の書き方と例文
語句割合
大尉100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
神(かみ)の使(つかひ)であつたらう、この鳥(とり)がないと、民子(たみこ)は夫(をつと)にも逢(あ)へず、其(そ)の看護(みとり)も出來(でき)ず、且(か)つやがて大尉(たいゐ)に昇進(しようしん)した少尉(せうゐ)の榮(さかえ)を見(み)ることもならず、與曾平(よそべい)の喜顏(よろこびがほ)にも、再會(さいくわい)することが出來(でき)なかつたのである。
雪の翼 (旧字旧仮名) / 泉鏡花(著)
ブラ/\と面白(おもしろ)き空想を伴(つれ)にして堤(どて)を北頭(きたがしら)に膝栗毛(ひざくりげ)を歩(あゆ)ませながら、見送(みおく)り果(はて)てドヤ/\と帰る人々が大尉(たいゐ)の年(とし)は幾(いく)つならんの、何処(いづこ)の出生(しゆつしやう)ならんの、或(あるひ)は短艇(ボート)の事(こと)
隅田の春 (新字旧仮名) / 饗庭篁村(著)
西(にし)も東(ひがし)も果(はて)しなき大洋(たいやう)の面(めん)では、荒浪(あらなみ)騷(さわ)ぎ、艇(てい)跳(をど)つて、とても仔細(こま)かい話(はなし)などは出來(でき)ない、かく言(い)ふ間(ま)も巨濤(おほなみ)は、舷(げん)に碎(くだ)けて艇(てい)覆(くつがへ)らんとす、大尉(たいゐ)舵(ラタ)をば右方(うほう)に廻(まは)し、『進(すゝめ)!。』の一聲(いつせい)。