“下甲板”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
げかんぱん33.3%
したかふばん33.3%
したかんぱん33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
噸數とんすう一千とんくらゐ二本にほん烟筒えんとつ二本にほんマストその下甲板げかんぱんには大砲たいほう小銃等せうじうとうめるにやあらん。いぶかしきまで船脚ふなあしふかしづんでえたそのふねが、いま闇黒あんこくなる波浪なみうへ朦朧ぼんやりみとめられたのである。
後方の下甲板したかふばんには何時いつ二十にじふ四五しごまで越せしと見るばかりのひんよき英国紳士十五六人、四五人づつ横の列つくりて手を取り合ひ足揃へて歩めるを見受けさふらふが
巴里より (新字旧仮名) / 与謝野寛与謝野晶子(著)