“あつか”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:アツカ
語句割合
83.8%
厚顔10.0%
3.8%
1.3%
1.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
平次は下女の持ちあつかつてゐる、いろ/\の小道具を廊下の隅に置かせて、お粂の部屋とは反對側の物置のやうな小部屋に入りました。
銭形平次捕物控:311 鬼女 (旧字旧仮名) / 野村胡堂(著)
はなは、この厚顔あつかましいくもが、せめて花弁はなびらだけ、いとでしばりつけないのを、せめてものしあわせとかんがえていました。
くもと草 (新字新仮名) / 小川未明(著)
二人は家内かないの紳士をあつかふことのきはめて鄭重ていちようなるをいぶかりて、彼の行くより坐るまで一挙一動も見脱みのがさざりけり。
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)
「板倉屋は拔け荷をあつかつてゐるといふ評判を聽いたが——」
大層鄭重ていちょうあつかってれたので、私も非常に満足して、主人公はおいでになっているのかと尋ねると、「イエまだおいでにはなりませんが、当月すえにはおいでなさるにちがいありません」
画工と幽霊 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)