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遇
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あつか
ふりがな文庫
“
遇
(
あつか
)” の例文
が、
彼
(
かれ
)
は
町
(
まち
)
の
者
(
もの
)
を
恁
(
か
)
く
部下
(
ぶか
)
のやうに
遇
(
あつか
)
ふにも
拘
(
かゝは
)
らず、
院長
(
ゐんちやう
)
アンドレイ、エヒミチ
計
(
ばか
)
りは、
教育
(
けういく
)
があり、
且
(
か
)
つ
高尚
(
かうしやう
)
な
心
(
こゝろ
)
を
有
(
も
)
つてゐると、
敬
(
うやま
)
ひ
且
(
か
)
つ
愛
(
あい
)
してゐた。
六号室
(旧字旧仮名)
/
アントン・チェーホフ
(著)
二人は
家内
(
かない
)
の紳士を
遇
(
あつか
)
ふことの
極
(
きは
)
めて
鄭重
(
ていちよう
)
なるを
訝
(
いぶか
)
りて、彼の行くより坐るまで一挙一動も
見脱
(
みのが
)
さざりけり。
金色夜叉
(新字旧仮名)
/
尾崎紅葉
(著)
が、
彼
(
かれ
)
は
町
(
まち
)
の
者
(
もの
)
をかく
部下
(
ぶか
)
のように
遇
(
あつか
)
うにも
拘
(
かかわ
)
らず、
院長
(
いんちょう
)
アンドレイ、エヒミチばかりは、
教育
(
きょういく
)
があり、かつ
高尚
(
こうしょう
)
な
心
(
こころ
)
をもっていると、
敬
(
うやま
)
いかつ
愛
(
あい
)
していた。
六号室
(新字新仮名)
/
アントン・チェーホフ
(著)
この心を
暁
(
さと
)
れる満枝は、飽くまで憎き事為るよと、持てるハンカチイフにベッドを打ちて、かくまでに
遇
(
あつか
)
はれながら、なほこの人を慕はでは
已
(
や
)
まぬ我身かと
金色夜叉
(新字旧仮名)
/
尾崎紅葉
(著)
附添さへある
賓
(
まらうど
)
の身にして、
賤
(
いやし
)
きものに
遇
(
あつか
)
はるる手代
風情
(
ふぜい
)
と、しかもその
邸内
(
やしきうち
)
の
径
(
こみち
)
に相見て、万一不慮の事などあらば、我等夫婦は
抑
(
そも
)
や
幾許
(
いかばか
)
り恥辱を受くるならん。
金色夜叉
(新字旧仮名)
/
尾崎紅葉
(著)
遇
常用漢字
中学
部首:⾡
12画
“遇”を含む語句
待遇
遭遇
境遇
冷遇
出遇
虐遇
好遇
不遇
不待遇
寵遇
知遇
遇々
御待遇
礼遇
遇洪而開
奇遇
千載一遇
恩遇
厚遇
値遇
...