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あつか
ふりがな文庫
“
扱
(
あつか
)” の例文
佐賀錦
(
さがにしき
)
の
紙入
(
かみいれ
)
から、
其
(
そ
)
の、ざく/\と
銅貨
(
どうくわ
)
まじりを
扱
(
あつか
)
つた、
岡田夫人
(
をかだふじん
)
八千代
(
やちよ
)
さんの
紙包
(
かみづつ
)
みの、こなしのきれいさを
今
(
いま
)
でも
覺
(
おぼ
)
えて
居
(
ゐ
)
る。
九九九会小記
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
平次は下女の持ち
扱
(
あつか
)
つてゐる、いろ/\の小道具を廊下の隅に置かせて、お粂の部屋とは反對側の物置のやうな小部屋に入りました。
銭形平次捕物控:311 鬼女
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
『あいつめ、浪人以来、
閑
(
ひま
)
に体を持ち
扱
(
あつか
)
って、この夏は、法帖を出して、毎日
夏書
(
げがき
)
をして居るのでござるよ、手習いをな。はははは』
新編忠臣蔵
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
「だつてあんたは初めから商賣女を
扱
(
あつか
)
ふやうになさらないもの、すぐ一緒になつてくれなんてそんなこと言ふ方ははじめてだわ。」
汽車で逢つた女
(旧字旧仮名)
/
室生犀星
(著)
心
(
こころ
)
ある
人
(
ひと
)
なら、だれでもこのようにして
作
(
つく
)
られた、
食物
(
しょくもつ
)
はむだにし、また
器具
(
きぐ
)
を
粗末
(
そまつ
)
に
取
(
と
)
り
扱
(
あつか
)
うことをよくないと
思
(
おも
)
うでありましょう。
都会はぜいたくだ
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
▼ もっと見る
だが、
入院
(
にふゐん
)
するとしても、
誰一人
(
たれひとり
)
入院料
(
にふゐんれう
)
などを
持合
(
もちあは
)
してゐる
筈
(
はず
)
がないので、
施療
(
せれう
)
患者
(
くわんじや
)
を
扱
(
あつか
)
ふ
病院
(
びやうゐん
)
へ
入
(
い
)
れるより
仕方
(
しかた
)
がなかつた。
彼女こゝに眠る
(旧字旧仮名)
/
若杉鳥子
(著)
外
(
ほか
)
に、吉野王を
扱
(
あつか
)
った作品が一つか二つ徳川時代にあるそうだけれども、それとてどこまで史実に
準拠
(
じゅんきょ
)
したものか明かでない。
吉野葛
(新字新仮名)
/
谷崎潤一郎
(著)
小さな小さな猿の
癖
(
くせ
)
に、軍服などを着て、手帳まで出して、人間をさも
捕虜
(
ほりょ
)
か何かのように
扱
(
あつか
)
うのです。楢夫が申しました。
さるのこしかけ
(新字新仮名)
/
宮沢賢治
(著)
『あなたの鼻高い、あなたの眼大きい』などという時、夫人はいつも指でヘルンの顔を突ついたりして、子供を
扱
(
あつか
)
うようにして戯れからかった。
小泉八雲の家庭生活:室生犀星と佐藤春夫の二詩友を偲びつつ
(新字新仮名)
/
萩原朔太郎
(著)
實際
(
じつさい
)
、
運
(
うん
)
のつかない
時
(
とき
)
と
來
(
き
)
たらこれほど
憂欝
(
いううつ
)
な
遊
(
あそ
)
びはないし、
逆
(
ぎやく
)
に
運
(
うん
)
の
波
(
なみ
)
に
乘
(
の
)
つて
天衣無縫
(
てんいむほう
)
に
牌
(
パイ
)
の
扱
(
あつか
)
へる
時
(
とき
)
ほど
麻雀
(
マージヤン
)
に
快
(
こゝろよ
)
い
陶醉
(
たうすゐ
)
を
感
(
かん
)
じる
時
(
とき
)
はない。
麻雀を語る
(旧字旧仮名)
/
南部修太郎
(著)
読書会では、テキストのページを追って
輪読
(
りんどく
)
する場合もあったが、「二宮翁夜話」の取り
扱
(
あつか
)
いはそうではなかった。
次郎物語:05 第五部
(新字新仮名)
/
下村湖人
(著)
汽車の係員たちまでがこの白痴の少年には好意を寄せて無賃で乗車さす任意の
扱
(
あつか
)
いが出来たというから東北の鉄道も私設時代の明治四十年以前であろう。
みちのく
(新字新仮名)
/
岡本かの子
(著)
が、あいつが心を落ち着けて見ると、二人だと思った赤帽は、一人しか荷物を
扱
(
あつか
)
っていない。しかもその一人は今笑ったのと、全然別人に違いないのだ。
妙な話
(新字新仮名)
/
芥川竜之介
(著)
こんなふうに、皆から
扱
(
あつか
)
われるのには慣れていますが、あなたのことが、有るだけに、たまらなかったのです。
オリンポスの果実
(新字新仮名)
/
田中英光
(著)
お父さんお母さんはむろんのこと、兄さんや姉さんたちまでお客さん
扱
(
あつか
)
いにしてくれる。ことに第一日の晩は
苦心の学友
(新字新仮名)
/
佐々木邦
(著)
「おいおい
慣
(
な
)
れれば、大した苦痛じゃなくなるよ。なにしろ学生たちは君に対して異常な興味をもっている。だから君は今後ますます大切に
扱
(
あつか
)
われるだろう」
海底都市
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
主人
(
しゆじん
)
は
蒙古人
(
もうこじん
)
の
上手
(
じやうず
)
に
馬
(
うま
)
を
扱
(
あつか
)
ふ
事
(
こと
)
や、
蒙古犬
(
もうこいぬ
)
の
瘠
(
や
)
せて
細長
(
ほそなが
)
くて、
西洋
(
せいやう
)
のグレー、ハウンドに
似
(
に
)
てゐる
事
(
こと
)
や、
彼等
(
かれら
)
が
支那人
(
しなじん
)
のために
段々
(
だん/\
)
押
(
お
)
し
狹
(
せば
)
められて
行
(
ゆ
)
く
事
(
こと
)
や
門
(旧字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
マーキュ
何
(
なん
)
ぢゃ、
壓伏
(
おしつ
)
ける? あの
戀
(
こひ
)
に
重荷
(
おもに
)
を? さりとは
温柔
(
やさ
)
しい
者
(
もの
)
を
慘酷
(
むごたら
)
しう
扱
(
あつか
)
うたものぢゃ。
ロミオとヂュリエット:03 ロミオとヂュリエット
(旧字旧仮名)
/
ウィリアム・シェークスピア
(著)
と
言
(
い
)
ふのは、
唯
(
たゞ
)
單
(
たん
)
に
子
(
こ
)
ども
達
(
たち
)
のためにとばかりでは
無
(
な
)
く、わたしは
此等
(
これら
)
のはなしの
中
(
なか
)
で
人生
(
じんせい
)
、
社會
(
しやくわい
)
及
(
およ
)
びその
運命
(
うんめい
)
や
生活
(
せいくわつ
)
に
關
(
くわん
)
する
諸問題
(
しよもんだい
)
を
眞摯
(
まじめ
)
にとり
扱
(
あつか
)
つてみたからであります。
ちるちる・みちる
(旧字旧仮名)
/
山村暮鳥
(著)
「こんなような品は手前どもでは
扱
(
あつか
)
っておりませんが、どこそこなら相談になりましょう」
贋物
(新字新仮名)
/
葛西善蔵
(著)
偖
(
さて
)
又
(
また
)
爰
(
こゝ
)
に
武州
(
ぶしう
)
熊谷堤
(
くまがいづつみ
)
の
外
(
はづ
)
れに
寶珠花屋
(
はうじゆばなや
)
八五郎と云居酒屋あり亭主八五郎は此邊の
口利
(
くちきゝ
)
にて
喧嘩
(
けんくわ
)
或ひは出入等之ある時は
毎
(
いつ
)
も
扱
(
あつか
)
ひに
這入
(
はひり
)
ては
其騷動
(
そのさうどう
)
を
鎭
(
しづ
)
めけるに
渠
(
かれ
)
が云事は皆是を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
ところが、この若い者のうちで三番めのは
下
(
した
)
っぱのおいまわしで、あとの
二人
(
ふたり
)
からは、わからずや
扱
(
あつか
)
いにされていて、これに粉ひきごやをせしめられるのは、ふたりとも感心しません。
かわいそうな粉ひきの若いものと小猫
(新字新仮名)
/
ヤーコプ・ルートヴィッヒ・カール・グリム
、
ヴィルヘルム・カール・グリム
(著)
扨
(
さて
)
雑誌を出すに
就
(
つい
)
ては、
前々
(
ぜん/\
)
から
編輯
(
へんしう
)
の
方
(
はう
)
は
山田
(
やまだ
)
と
私
(
わたし
)
とが
引受
(
ひきう
)
けて、
石橋
(
いしばし
)
は
専
(
もつぱ
)
ら
庶務
(
しよむ
)
を
扱
(
あつか
)
つて
居
(
ゐ
)
たので、
此
(
こ
)
の
三人
(
さんにん
)
を
署名人
(
しよめいにん
)
として、明治十九年の春に
改
(
あらた
)
めて
我楽多文庫
(
がらくたぶんこ
)
第壱号
(
だいいちがう
)
として出版した
硯友社の沿革
(新字旧仮名)
/
尾崎紅葉
(著)
そしてまた自分がこの人の
家内
(
かない
)
であり、半身であると無意識的に感じると同時に、
吾
(
わ
)
が身が夫の身のまわりに
附
(
つ
)
いてまわって夫を
扱
(
あつか
)
い、衣類を
着換
(
きか
)
えさせてやったり、
坐
(
ざ
)
を定めさせてやったり
鵞鳥
(新字新仮名)
/
幸田露伴
(著)
與吉
(
よきち
)
は
例
(
いつも
)
にない
苛酷
(
かこく
)
な
扱
(
あつか
)
ひに
驚
(
おどろ
)
いてまだ
眠
(
ねむ
)
い
目
(
め
)
を
睜
(
みは
)
つた。
土
(旧字旧仮名)
/
長塚節
(著)
それも
一
(
ひと
)
つだが、
其
(
そ
)
の
當時
(
たうじ
)
は、
今
(
いま
)
も
大錢
(
たいせん
)
お
扱
(
あつか
)
ひの
方
(
かた
)
はよく
御存
(
ごぞん
)
じ、
諸國
(
しよこく
)
小貨
(
こまかい
)
のが
以
(
もつ
)
てのほか
拂底
(
ふつてい
)
で、
買
(
かひ
)
ものに
難澁
(
なんじふ
)
一方
(
ひとかた
)
ならず。
九九九会小記
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
もう一人は下女のお辰。——良い年増ですよ。——この女は道具屋の娘で、親父の仁兵衞は
僞物
(
にせもの
)
の道具を
扱
(
あつか
)
つてお手當になり、母親はそれを
銭形平次捕物控:144 茶碗割り
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
はたして、
隣
(
となり
)
の
先生
(
せんせい
)
がやってきました。そして、
大事
(
だいじ
)
に
扱
(
あつか
)
うから、ちょっとあほう
鳥
(
どり
)
を
学校
(
がっこう
)
へ
貸
(
か
)
してくれないかと
頼
(
たの
)
みました。
あほう鳥の鳴く日
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
その旅人と
云
(
い
)
っても、馬を
扱
(
あつか
)
う人の外は、
薬屋
(
くすりや
)
か
林務官
(
りんむかん
)
、
化石
(
かせき
)
を
探
(
さが
)
す学生、
測量師
(
そくりょうし
)
など、ほんの
僅
(
わず
)
かなものでした。
種山ヶ原
(新字新仮名)
/
宮沢賢治
(著)
「では、きのう一日、問注所にて、配所のお
扱
(
あつか
)
いにつき、おぬしは、そんなにもきびしい取調べを食ったのか」
私本太平記:06 八荒帖
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
しかし
普通
(
ふつう
)
の塾生として来てもらうには、君はもうあまりにレベルが高すぎる。こちらとしては取り
扱
(
あつか
)
いにも困るし、君としても物足りない気持ちがするだろう。
次郎物語:05 第五部
(新字新仮名)
/
下村湖人
(著)
そこは例の附け届けを十分にたっぷり薬を
利
(
き
)
かしてあるので断りもならず精々
如才
(
じょさい
)
なく
扱
(
あつか
)
っていた。
春琴抄
(新字新仮名)
/
谷崎潤一郎
(著)
其所
(
そこ
)
にも
摺硝子
(
すりがらす
)
の
嵌
(
は
)
まつた
腰障子
(
こししやうじ
)
が二
枚
(
まい
)
閉
(
た
)
ててあつた。
中
(
なか
)
では
器物
(
きぶつ
)
を
取
(
と
)
り
扱
(
あつか
)
ふ
音
(
おと
)
がした。
宗助
(
そうすけ
)
は
戸
(
と
)
を
開
(
あ
)
けて、
瓦斯七輪
(
ガスしちりん
)
を
置
(
お
)
いた
板
(
いた
)
の
間
(
ま
)
に
蹲踞
(
しやが
)
んでゐる
下女
(
げぢよ
)
に
挨拶
(
あいさつ
)
をした。
門
(旧字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
とうとう絶体絶命の暴れ方をしだした。小初は
物馴
(
ものな
)
れた水に
溺
(
おぼ
)
れかけた人間の
扱
(
あつか
)
い方で、相手に
纏
(
まと
)
いつかれぬよう
捌
(
さば
)
きながら、なお少しこの若い生ものの魅力の精をば吸い取った。
渾沌未分
(新字新仮名)
/
岡本かの子
(著)
「中国や九州へ来て
田舎漢
(
いなかもの
)
扱
(
あつか
)
いをされる
次第
(
わけ
)
もなかろうじゃないか?」
ぐうたら道中記
(新字新仮名)
/
佐々木邦
(著)
相手
(
あひて
)
なれば御大身をおそれ時の奉行も
捌
(
さば
)
きかねてあつかひを入て
濟
(
すま
)
すといへども
扱
(
あつか
)
ひ
崩
(
くづ
)
れ
訴
(
うつた
)
へ出る事たび/\なり然るにこの度大岡越前守
山田奉行
(
やまだぶぎやう
)
と成て來りしかば
百姓
(
ひやくしやう
)
ども又々
境論
(
さかひろん
)
を願ひ出づるを
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
「あ、あのお嬢さんは気の毒だなあ。長い脚を持て
扱
(
あつか
)
つてゐる。」
O君の新秋
(新字旧仮名)
/
芥川竜之介
(著)
扱
(
あつか
)
ひかたがわるいので
爆發
(
ばくはつ
)
し、
我
(
わ
)
れと
我
(
わ
)
が
武器
(
ぶき
)
で
身
(
み
)
を
滅
(
ほろぼ
)
す。
ロミオとヂュリエット:03 ロミオとヂュリエット
(旧字旧仮名)
/
ウィリアム・シェークスピア
(著)
私
(
わたし
)
が文章を
扱
(
あつか
)
つたのは
風葉
(
ふうえふ
)
(
其頃
(
そのころ
)
拈華坊
(
ねんげぼう
)
)の方が早い
硯友社の沿革
(新字旧仮名)
/
尾崎紅葉
(著)
「ああ、あけてくれ。
丁重
(
ていちょう
)
に
扱
(
あつか
)
えよ」
鞄らしくない鞄
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
不幸
(
ふこう
)
な
湯沸
(
ゆわ
)
かしは、あまり
体
(
からだ
)
を
乱暴
(
らんぼう
)
に
取
(
と
)
り
扱
(
あつか
)
われすぎたせいもあって、ついに
底
(
そこ
)
の
方
(
ほう
)
に、
小
(
ちい
)
さな
穴
(
あな
)
があいたのでありました。
人間と湯沸かし
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
手代の徳松といふのは二十五六、これは店中で一俵の米を
扱
(
あつか
)
ひ切れない唯一人の弱い男で、色の白い背の高い美男でした。
銭形平次捕物控:142 権八の罪
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
「でも、長崎殿には、ほかならぬ佐々木殿のお
扱
(
あつか
)
いではと、さっそく法師を
揚屋
(
あがりや
)
から出して渡してくれました」
私本太平記:04 帝獄帖
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
野山
(
のやま
)
に、によき/\、と
言
(
い
)
つて、あの
形
(
かたち
)
を
想
(
おも
)
ふと、
何
(
なん
)
となく
滑稽
(
おど
)
けてきこえて、
大分
(
だいぶ
)
安直
(
あんちよく
)
に
扱
(
あつか
)
ふやうだけれども、
飛
(
と
)
んでもない
事
(
こと
)
、あれでなか/\
凄味
(
すごみ
)
がある。
くさびら
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
一方を貴族の女の
児
(
こ
)
にし、一方を馬方の男の児にして、その間に、
乳母
(
うば
)
であり母である
上﨟
(
じょうろう
)
の婦人を配したところは、表面親子の情愛を
扱
(
あつか
)
ったものに違いないけれども
吉野葛
(新字新仮名)
/
谷崎潤一郎
(著)
たまには
學校
(
がくかう
)
の
下讀
(
したよみ
)
やら
研究
(
けんきう
)
やらに
追
(
お
)
はれてゐる
多忙
(
たばう
)
の
身
(
み
)
だと
云
(
い
)
ふ
風
(
ふう
)
もして
見
(
み
)
せた。
小六
(
ころく
)
は
友達
(
ともだち
)
からさう
呑氣
(
のんき
)
な
怠
(
なま
)
けものゝ
樣
(
やう
)
に
取
(
と
)
り
扱
(
あつか
)
はれるのを、
大變
(
たいへん
)
不愉快
(
ふゆくわい
)
に
感
(
かん
)
じた。
門
(旧字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
もうあと二十分しかないが、塾としてこの事件を、どういう態度で取り
扱
(
あつか
)
って行きましょう。
次郎物語:05 第五部
(新字新仮名)
/
下村湖人
(著)
打
据
(
すゑ
)
る故一同見ても居られず
組頭
(
くみがしら
)
周藏佐治右衞門傳兵衞
木祖兵衞
(
きそべゑ
)
長百姓喜平次善右衞門
神主
(
かんぬし
)
備前
(
びぜん
)
醫師
(
いし
)
玄伯等
各自
(
おの/\
)
中に
立入
(
たちいり
)
先
(
まづ
)
双方
(
さうはう
)
共に預りて此日は皆々引取しがお里は組頭周藏へ預け其夜
猶
(
なほ
)
又周藏方へ惣内始め寄合て心得違ひの趣きに
扱
(
あつか
)
ひを
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
若
(
わか
)
いうちは、なんでもぞんざいに
取
(
と
)
り
扱
(
あつか
)
ったのが、
年
(
とし
)
をとると、どれにも
自分
(
じぶん
)
と
同
(
おな
)
じような
生命
(
せいめい
)
があるように
思
(
おも
)
えて、いたわる
心
(
こころ
)
が
生
(
しょう
)
ずるのでした。
生きぬく力
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
「俺の見當では、多分拔荷を
扱
(
あつか
)
つて居たのだと思ふ、——拔荷といふと何でもないやうだが、こいつは大變な御法度で、
露顯
(
ろけん
)
すると獄門にも
磔刑
(
はりつけ
)
にもなる」
銭形平次捕物控:083 鉄砲汁
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
“扱”の解説
「あつかい」はこの項目へ転送されています。
薩摩藩の職制については「噯」をご覧ください。
「あつかい」の語義については、ウィクショナリーの「あつかい」の項目をご覧ください。
扱(あつかい・噯)とは、中世から近世にかけての日本で行われた紛争解決のための仲裁・調停のこと。
(出典:Wikipedia)
扱
常用漢字
中学
部首:⼿
6画
“扱”を含む語句
取扱
扱帯
稲扱
持扱
仕扱
扱入
扱帶
扱落
者扱
素扱
荷扱
稲扱器
麥扱
邪魔扱
麦扱
殿様扱
橋場稲扱
樂人扱
根扱
扱箸
...