“化石”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
かせき75.0%
くわせき25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
私の観察したところによると、感じからいうと、日本の陸地が、化石かせきになって(陸地が化石になるというのはおかしい云い方だが)
地球要塞 (新字新仮名) / 海野十三(著)
古今来ここんらいむなしゅうして、東西位とうざいいくしたる世界のほかなる世界に片足を踏み込んでこそ——それでなければ化石かせきになりたい。
虞美人草 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
宗助そうすけ當時たうじおもすたびに、自然しぜん進行しんかう其所そこではたりとまつて、自分じぶん御米およねたちま化石くわせきして仕舞しまつたら、かへつてはなかつたらうとおもつた。
(旧字旧仮名) / 夏目漱石(著)
吾が同郡どうぐんをかまち旧家きうか村山藤左ヱ門はむこの兄なり。此家に先代より秘蔵ひさうする亀の化石くわせきあり、つたへていふ、ちか山間さんかんの土中より掘得ほりえしといふ、じつに化石の奇品きひんなり、こゝあげ弄石家ろうせきかかんまつ