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『汽車で逢つた女』
ふりがな文庫
『
汽車で逢つた女
(
きしゃであったおんな
)
』
二丁目六十九番地といふのは、二軒の家を三軒にわけたやうな、入口にすぐ階段があつて、二階が上り口の四疊半から見上げられる位置にあつた。打木田が突立つて、戸越まさ子といふんですがと女の名前をいふと、二階の障子がものしづかに開いて、女の顏が顎から …
著者
室生犀星
ジャンル
文学 > 日本文学 > 小説 物語
初出
「婦人公論 第39巻第10号」中央公論社、1954(昭和29)年10月1日
文字種別
旧字旧仮名
読書目安時間
約17分(500文字/分)
朗読目安時間
約28分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
問
(
たづ
)
召
(
あが
)
洋杯
(
コツプ
)
扱
(
あつか
)
睡
(
ね
)
遣
(
つか
)
嗚噎
(
をえつ
)
掏摸
(
すり
)
階下
(
した
)