“風態”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ふうてい84.6%
そぶり5.1%
なり5.1%
ざま2.6%
みなり2.6%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「そうだ、俺の風態ふうていを見て、ザラにあるお女中と間違えちゃいけねえぜ、スラリとした柳腰よ、ふるえつくようないい女なんだ」
鳴門秘帖:04 船路の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
漸く腰を屈めて馬鹿丁寧に、大工の十兵衞と申しまする、御普請につきまして御願に出ました、とおづ/\云ふ風態そぶりの何となく腑には落ちねど
五重塔 (新字旧仮名) / 幸田露伴(著)
「先生! つ、艶は、こんな風態なりになりましてございます。お恥ずかしい——」
丹下左膳:01 乾雲坤竜の巻 (新字新仮名) / 林不忘(著)
「馬鹿……手前てめえ風態ざまを見ろ……気違きちげえでなけあ何だ……」
芝居狂冒険 (新字新仮名) / 夢野久作(著)
「それに致してはその風態みなりがあまりに粗末にござります」
大鵬のゆくえ (新字新仮名) / 国枝史郎(著)