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風態
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なり
ふりがな文庫
“
風態
(
なり
)” の例文
「なんでい、なんでい、こんな野暮な
風態
(
なり
)
をして。これじゃまるで親類へお客さまに行くようじゃないか」
美少年
(新字新仮名)
/
岡本かの子
(著)
「先生! つ、艶は、こんな
風態
(
なり
)
になりましてございます。お恥ずかしい——」
丹下左膳:01 乾雲坤竜の巻
(新字新仮名)
/
林不忘
(著)
少年は小肥りの身体に、変り縞の
久留米絣
(
くるめがすり
)
を着ていた。藍鼠の
絹紬
(
けんちゅう
)
を角帯に仕立てたものを
博多結
(
はかたむすび
)
に結んでいた。中学生の癖に、
廉
(
やす
)
もの揃いで、通人振ろうとおつにひねった
風態
(
なり
)
をしたがる。
美少年
(新字新仮名)
/
岡本かの子
(著)
俺らは、
手前
(
てめえ
)
らの正体なんか知りたくもねえが、その
風態
(
なり
)
では、いくら夜中でも、江戸の町あ歩けねえから、いいか、ここを出たら庭で三人いっしょに袋を脱いで、桜の木へ掛けて行くんだ。
つづれ烏羽玉
(新字新仮名)
/
林不忘
(著)
おなかの中では「なんだ、おまえの
風態
(
なり
)
は」といい返している。
美少年
(新字新仮名)
/
岡本かの子
(著)
風
常用漢字
小2
部首:⾵
9画
態
常用漢字
小5
部首:⼼
14画
“風”で始まる語句
風
風情
風邪
風采
風呂
風体
風呂敷
風貌
風靡
風呂敷包