“死態”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
しにざま85.7%
ざま7.1%
しによう7.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
今、目の前に、見るに堪えぬ死態しにざまをしている。衣物は、薄い単衣ひとえで、それすら、破れた肩を幾度となくいであった。
(新字新仮名) / 小川未明(著)
『しかしこの死態ざまをば情婦いろおなごい見せたナラ、大概の奴が愛想あいそ尽かすばい。眼球めんたまをばデングリがやいて、鼻汁はな垂れカブって、涎流よだくっとる面相つらあドウかいナ』
近世快人伝 (新字新仮名) / 夢野久作(著)
『結構な死態しにようタイ。了簡きしょくバイ。鰒に喰われよる夢でも見よろう』
近世快人伝 (新字新仮名) / 夢野久作(著)