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樣
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ざま
ふりがな文庫
“
樣
(
ざま
)” の例文
新字:
様
「さうだ、
全
(
まつた
)
く
蒸
(
む
)
すね。
惡
(
わる
)
くすると、
明日
(
あした
)
は
雨
(
あめ
)
だぜ‥‥」と、
私
(
わたし
)
は
振
(
ふ
)
り
向
(
む
)
き
樣
(
ざま
)
に
答
(
こた
)
へた。
河野
(
かうの
)
の
眠
(
ねむ
)
さうな
眼
(
め
)
が
闇
(
やみ
)
の
中
(
なか
)
にチラリと
光
(
ひか
)
つた。
一兵卒と銃
(旧字旧仮名)
/
南部修太郎
(著)
況
(
ま
)
して日頃より文傳へする冷泉が、ともすれば瀧口殿を惡し
樣
(
ざま
)
に言ひなせしは、我を
誘
(
さそ
)
はん腹黒き人の
計略
(
たくみ
)
ならんも知れず。
滝口入道
(旧字旧仮名)
/
高山樗牛
(著)
『好い氣味だ。
樣
(
ざま
)
を見ろ。とう/\自分の爲た事をすッかり
反古
(
ほご
)
にしてしまやがつた。』と斯う思ひました。
反古
(旧字旧仮名)
/
小山内薫
(著)
宗助
(
そうすけ
)
は
樂々
(
らく/\
)
と
火鉢
(
ひばち
)
の
傍
(
そば
)
に
胡坐
(
あぐら
)
を
掻
(
か
)
いて、
大根
(
だいこん
)
の
香
(
こう
)
の
物
(
もの
)
を
噛
(
か
)
みながら
湯漬
(
ゆづけ
)
を四
杯
(
はい
)
ほどつゞけ
樣
(
ざま
)
に
掻
(
か
)
き
込
(
こ
)
んだ。それから
約
(
やく
)
三十
分
(
ぷん
)
程
(
ほど
)
したら
御米
(
およね
)
の
眼
(
め
)
がひとりでに
覺
(
さ
)
めた。
門
(旧字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
「
身體
(
からだ
)
はきれいでも
面
(
つら
)
は
汚
(
よご
)
れた、
樣
(
ざま
)
あ
見
(
み
)
ろ。おかげで
草鞋
(
わらぢ
)
を
穿
(
は
)
かせやがる。」
一席話
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
▼ もっと見る
「神樣、神樣。」と心は續け
樣
(
ざま
)
に叫んで居る。
病院の窓
(旧字旧仮名)
/
石川啄木
(著)
『
君
(
きみ
)
よ』と
呼
(
よ
)
べば、
立
(
た
)
ちどまり、
振向
(
ふりむ
)
き
樣
(
ざま
)
に
白羊宮
(旧字旧仮名)
/
薄田泣菫
、
薄田淳介
(著)
樣
部首:⽊
15画
“樣”を含む語句
母樣
何樣
父樣
其樣
此樣
左樣
彼樣
斯樣
異樣
姉樣
如何樣
兄樣
樣子
然樣
模樣
貴樣
前樣
見樣
樣式
爺樣
...