“状態(ざま)” の例文
苦(くるしみ)を輕(かろ)んずるとか、何(なん)にでも滿足(まんぞく)してゐるとか、甚麼事(どんなこと)にも驚(おどろ)かんと云(い)ふやうになるのには、那(あれ)です、那云(あゝい)ふ状態(ざま)になつて了(しま)はんければ。
六号室 (旧字旧仮名) / アントン・チェーホフ(著)
焼けて焦茶色になった秩父銘仙の綿入れを着て、堅く腕組みをしながら玄関を下りた時の心持は、吾れながら、自分の見下げ果てた状態(ざま)が、歴々(ありあり)と眼に映るようで、思い做しばかりではない
別れたる妻に送る手紙 (新字新仮名) / 近松秋江(著)
苦(くるしみ)を軽(かろ)んずるとか、何(なん)にでも満足(まんぞく)しているとか、どんなことにも驚(おどろ)かんと云(い)うようになるのには、あれです、ああ云(い)う状態(ざま)になってしまわんければ。
六号室 (新字新仮名) / アントン・チェーホフ(著)