“状筥”の読み方と例文
読み方割合
じょうばこ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
見ると、こひは、状筥じょうばこを持っていた。今、玄関に使いが見えておりますというのである。状筥を膝へ取って、ふたを払うと
新書太閤記:02 第二分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
だが、どうしてこのご状筥じょうばこが、さるめの首にゆわいつけてあったのか。その、なんともに落ちないことである……
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
一学いちがくもおなじようにすすぎをおえ、神殿しんでんがんにみあかしをともした。ふとみると、そこに禁裡きんりのみしるしのある状筥じょうばこがうやうやしく三ぼうの上にのせられてある。
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)