“状師”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
だいげんにん50.0%
じょうし50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
忽ち又いと高きつぎあししたる状師だいげんにんあり。我傍を過ぐとて、我を顧みて冷笑あざわらひていはく。あはれなる同業者なるかな。君が立脚點の低きことよ。
我は可笑しき振舞せんによろしからんとおもへば、状師だいげんにんの服を借りて歸りぬ。これをて云ふべきこと爲すべきことの心にかゝりて、其夜はほとほと眠らざりき。
米国の費府大学で状師じょうしの免状をとり、まだ若冠だが出来がよく、訴庭で法官と輸贏ゆえいを争ってもヒケをとるような男ではないが、因循する性質で、大切な時を尻込して失敗しくじってばかりいる。
湖畔 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)