“輸贏”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ゆえい71.4%
かちまけ14.3%
しゅえい14.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
すなわちちょうはんというのは「ばくち」の一種で、丁よ、半よと、輸贏ゆえいを争うことのいなのであります。
大菩薩峠:38 農奴の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
これは殺風景なる輸贏かちまけの沙汰もその身に取りては競争の面白ければにや、いづれも夜の更けしをも知らぬさまなり、花子は身にしむ寒さにふと心づき、おや
当世二人娘 (新字旧仮名) / 清水紫琴(著)
床の間の前で迷亭君と独仙君が一生懸命に輸贏しゅえいを争っていると、座敷の入口には、寒月君と東風君が相ならんでそのそばに主人が黄色い顔をして坐っている。
吾輩は猫である (新字新仮名) / 夏目漱石(著)