状態じようたい)” の例文
紅葉もみぢうつくしさは、植物しよくぶつそのものゝ種類しゆるいと、その發生はつせい状態じようたいとでそれ/″\ちがひますが、一面いちめんには附近ふきん景色けしきにも左右さゆうされるものです。
森林と樹木と動物 (旧字旧仮名) / 本多静六(著)
火口かこういけ休息きゆうそく状態じようたいにあるときは、大抵たいてい濁水だくすいたゝへてゐるが、これが硫黄いおうふくむために乳白色にゆうはくしよくともなれば、熱湯ねつとうとなることもある。
火山の話 (旧字旧仮名) / 今村明恒(著)
新石器時代しんせつきじだいになると氣候きこうその世界せかい状態じようたい今日こんにちあまかはつたところなく、たゞ海岸線かいがんせんいまよりも陸地りくちんでゐたといふくらゐにぎないのです。
博物館 (旧字旧仮名) / 浜田青陵(著)
すなは一時いちじ活動かつどうしたのちは、暫時ざんじ休息きゆうそくして、あるひ硫氣孔りゆうきこう状態じようたいとなり、あるひ噴氣孔ふんきこうとなり、あるひはそのような噴氣ふんきまつたくなくなることがある。
火山の話 (旧字旧仮名) / 今村明恒(著)
(イ)洪水こうずい豫防よぼう。 森林しんりんとはやまをか一面いちめんに、こんもりしげつて、おほきなふかはやしとなつてゐる状態じようたいをいふのです。
森林と樹木と動物 (旧字旧仮名) / 本多静六(著)
かようにアメリカの博物館はくぶつかんはなか/\あなどがたいきほひをもつてゐるばかりでなく、近年きんねん支那しななどから古美術品こびじゆつひん金錢きんせんいとはず購入こうにゆうするといふ状態じようたいですから
博物館 (旧字旧仮名) / 浜田青陵(著)
大地震後だいぢしんご餘震よしんあまりに恐怖きようふするため、安全あんぜん家屋かおく見捨みすてゝ、幾日いくにちも/\野宿のじゆくすることは、震災地しんさいちける一般いつぱん状態じようたいである。
地震の話 (旧字旧仮名) / 今村明恒(著)
繪畫かいがその一切いつさい品物しなもの、これを私共わたしども遺物いぶつといつてをりますが、その遺物いぶつによつて人間にんげん過去かこ時代じだい生活せいかつ模樣もようだとか、文化ぶんか状態じようたいだとかを研究けんきゆうする學問がくもんであります。
博物館 (旧字旧仮名) / 浜田青陵(著)
この森林しんりんのそれ/″\ことなつた状態じようたいにある幾條いくすぢものおびを『水平的森林帶すいへいてきしんりんたい』といひます。
森林と樹木と動物 (旧字旧仮名) / 本多静六(著)
かような状態じようたいにある土地とちおいて、從來じゆうらい温泉おんせん湧出量ゆうしゆつりようしたり、したがつて温度おんどのぼることあるは當然とうぜんである。
火山の話 (旧字旧仮名) / 今村明恒(著)
大陸たいりく現今げんこんのように五大洲ごだいしゆうわかれてゐるけれども、地球ちきゆうけてゐた状態じようたいから、かたまりはじめたときには、たんひとつのかたまりであつたが、それが或作用あるさようのために數箇すうこ地塊ちかい分裂ぶんれつ
地震の話 (旧字旧仮名) / 今村明恒(著)