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状態
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じょうたい
ふりがな文庫
“
状態
(
じょうたい
)” の例文
その
後
(
のち
)
何回
(
なんかい
)
斯
(
こ
)
うした
儀式
(
ぎしき
)
に
臨
(
のぞ
)
んだか
知
(
し
)
れませぬが、いつもいつも
同
(
おな
)
じ
状態
(
じょうたい
)
になるのでございまして、それは
全
(
まった
)
く
不思議
(
ふしぎ
)
でございます。
小桜姫物語:03 小桜姫物語
(新字新仮名)
/
浅野和三郎
(著)
「昨夜海
蛇
(
へび
)
らがここで過ごしたことは、明らかである、この
状態
(
じょうたい
)
で
判断
(
はんだん
)
すると、二三時間まえにかれらは、ここを去ったものであろう」
少年連盟
(新字新仮名)
/
佐藤紅緑
(著)
じつは自分は花前はもうだめとあきらめていたところ、きょうのようすでは
精神
(
せいしん
)
の
状態
(
じょうたい
)
が、たしかにすこしよくなってる。
箸
(新字新仮名)
/
伊藤左千夫
(著)
そのどの家もめいめいの商売だけでは
暮
(
くら
)
しがたたず、
百姓
(
ひゃくしょう
)
もしていれば、
片手間
(
かたてま
)
には
漁師
(
りょうし
)
もやっている、そういう
状態
(
じょうたい
)
は大石先生の村と同じである。
二十四の瞳
(新字新仮名)
/
壺井栄
(著)
その
半
(
なか
)
ば
夢心地
(
ゆめごこち
)
の
状態
(
じょうたい
)
にあきてくると、彼は
動
(
うご
)
きまわって
音
(
おと
)
をたてたくてたまらなくなった。そういう時には、
楽曲
(
がっきょく
)
を
作
(
つく
)
り出して、それをあらん
限
(
かぎ
)
りの
声
(
こえ
)
で歌った。
ジャン・クリストフ
(新字新仮名)
/
ロマン・ロラン
(著)
▼ もっと見る
長男が生れたのは、終戦後、追放をうけて、だしぬけに空虚
閑散
(
かんさん
)
な境遇に落ちつき、残る人生について、本気で考えねばならぬような
状態
(
じょうたい
)
に立ちいたったときである。
親馬鹿入堂記
(新字新仮名)
/
尾崎士郎
(著)
こんどの
世界戦争
(
せかいせんそう
)
は、
我
(
わ
)
が
国
(
くに
)
のすべての
産業
(
さんぎょう
)
に
革命
(
かくめい
)
をもたらしました、
縫
(
ぬ
)
い
箔屋
(
はくや
)
という
商売
(
しょうばい
)
が、たとえ一
時的
(
じてき
)
にせよ、まったく
衰
(
おとろ
)
える
状態
(
じょうたい
)
となり、この
店
(
みせ
)
もついに
閉店
(
へいてん
)
して
心の芽
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
遭難
(
そうなん
)
してから二十日目のことで、見張台の上の人間どもは、かすかに
息
(
いき
)
が通っているというだけの、死の一歩手前の
状態
(
じょうたい
)
にあったので、「
陸
(
おか
)
」という言葉がなにを意味するのか
呂宋の壺
(新字新仮名)
/
久生十蘭
(著)
故意
(
こい
)
ならず
犯罪
(
はんざい
)
を
為
(
な
)
すことが
無
(
な
)
いとも
云
(
い
)
われぬ、
人
(
ひと
)
の
讒言
(
ざんげん
)
、
裁判
(
さいばん
)
の
間違
(
まちがい
)
などはあり
得
(
う
)
べからざることだとは
云
(
い
)
われぬ、そもそも
裁判
(
さいばん
)
の
間違
(
まちがい
)
は、
今日
(
こんにち
)
の
裁判
(
さいばん
)
の
状態
(
じょうたい
)
にては、
最
(
もっと
)
もあり
得
(
う
)
べきことなので
六号室
(新字新仮名)
/
アントン・チェーホフ
(著)
問『では
今
(
いま
)
までただお
姿
(
すがた
)
を
見
(
み
)
せないという
丈
(
だけ
)
で、あなた
様
(
さま
)
は
私
(
わたくし
)
の
狂乱
(
きょうらん
)
の
状態
(
じょうたい
)
を
蔭
(
かげ
)
からすっかり
御覧
(
ごらん
)
になっては
居
(
お
)
られましたので……。』
小桜姫物語:03 小桜姫物語
(新字新仮名)
/
浅野和三郎
(著)
ただ
無性
(
むしょう
)
に弱くなった気持ちが、ふと
空虚
(
くうきょ
)
になった胸に押し重なって、疲れと空腹とを一度に迎えたような
状態
(
じょうたい
)
なのだ。
落穂
(新字新仮名)
/
伊藤左千夫
(著)
高等科
(
こうとうか
)
を
卒業
(
そつぎょう
)
するころには、たがいに
家庭
(
かてい
)
の
状態
(
じょうたい
)
も
異
(
こと
)
なって、
良
(
りょう
)
一は、
電気
(
でんき
)
に
興味
(
きょうみ
)
をもつところから、そのほうの
学校
(
がっこう
)
へいったし、
友吉
(
ともきち
)
は、
農業
(
のうぎょう
)
の
学校
(
がっこう
)
へ
入
(
はい
)
ることになりました。
僕が大きくなるまで
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
吉之丞は海岸のようすを見るなり、最悪の
状態
(
じょうたい
)
になっていることを一と眼で読みとった。
呂宋の壺
(新字新仮名)
/
久生十蘭
(著)
「ゴルドン君、ぼくはひとりで、ドノバン君が発見したというセルベン号のある海岸へいってみようと思う。いつまでも不安な
状態
(
じょうたい
)
であるより、なにかしっかりした
消息
(
しょうそく
)
をつかまえたいんだ」
少年連盟
(新字新仮名)
/
佐藤紅緑
(著)
その
頃
(
ころ
)
の
生活
(
せいかつ
)
状態
(
じょうたい
)
をもっと
詳
(
くわ
)
しく
物語
(
ものがた
)
れと
仰
(
お
)
っしゃいますか——
致方
(
いたしかた
)
がございませぬ、お
喋
(
しゃべ
)
りの
序
(
つい
)
でに、
少
(
すこ
)
しばかり
想
(
おも
)
い
出
(
だ
)
して
見
(
み
)
ることにいたしましょう。
小桜姫物語:03 小桜姫物語
(新字新仮名)
/
浅野和三郎
(著)
それがわかれば、いっそうかれが
今日
(
こんにち
)
の
状態
(
じょうたい
)
に
興味
(
きょうみ
)
がふかいだろうけれど、わからぬものはしかたがないとして、きょう見ただけでもかれは
興味
(
きょうみ
)
ある変人だ。
箸
(新字新仮名)
/
伊藤左千夫
(著)
村
(
むら
)
は、いつしか、
時計
(
とけい
)
のなかった
昔
(
むかし
)
の
状態
(
じょうたい
)
にかえったのです。そして、
頼
(
たよ
)
るべき
時計
(
とけい
)
がないと
思
(
おも
)
うと、みんなは、また、
昔
(
むかし
)
のように、
大空
(
おおぞら
)
を
仰
(
あお
)
いで
太陽
(
たいよう
)
の
上
(
あ
)
がりぐあいで、
時間
(
じかん
)
をはかりました。
時計のない村
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
下宿屋の
状態
(
じょうたい
)
から、諸商人のようす表通りの商店の
風
(
ふう
)
などにも、目がとまり、自分の周囲がすべて明るくなって、ようやく身外の事物に目をそそぐ
余裕
(
よゆう
)
ができてきた。
廃める
(新字新仮名)
/
伊藤左千夫
(著)
“状態”の解説
状態(じょうたい、en: State)は、
ある事物・対象の、時間とともに変化しうる性質・ありさま等を指す言葉である。
分野によってさまざまな意味で使われ、上記の説明とはそぐわない場合もある。
(出典:Wikipedia)
状
常用漢字
小5
部首:⽝
7画
態
常用漢字
小5
部首:⼼
14画
“状”で始まる語句
状
状袋
状況
状筥
状箱
状師
状貌
状元
状勢
状差