“友吉”の読み方と例文
読み方割合
ともきち100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
工場こうじょうだね。」と、友吉ともきちが、ぎてから、いいました。いつしか、二人ふたり自転車じてんしゃは、青々あおあおとした、麦畑むぎばたけあいだみちはしっています。
僕が大きくなるまで (新字新仮名) / 小川未明(著)
私の小い頃に始終家に出入りして居た車夫は、友吉ともきち安兵衛やすべゑの二人でした。安兵衛は狸の安兵衛と云はれて居ました。
私の生ひ立ち (新字旧仮名) / 与謝野晶子(著)
日が暮れて、やがて嫁御寮が乗込のりこんで来ようという時、同じ牙彫職仲間の友吉ともきちというのが、たった一人の客として、あわて気味に飛込んで来ましたが