“時的”の読み方と例文
読み方割合
じてき100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
こんどの世界戦争せかいせんそうは、くにのすべての産業さんぎょう革命かくめいをもたらしました、箔屋はくやという商売しょうばいが、たとえ一時的じてきにせよ、まったくおとろえる状態じょうたいとなり、このみせもついに閉店へいてんして
心の芽 (新字新仮名) / 小川未明(著)
卯平うへいこゝろ假令たとひ時的じてきでも周圍しうゐ刺戟しげきから幾分いくぶんちからそへられてあるいきほひを恢復くわいふくしたのであつた。
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)
かくて國民こくみんは一時的じてきのバラツクにまひれて、一時的じてき主義しゆぎ思想しさう養成やうせいされた。
日本建築の発達と地震 (旧字旧仮名) / 伊東忠太(著)