“閑散”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ひま50.0%
かんさん41.7%
のんき8.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
多くは博労ばくろうたちだった。この四、五日立っていた馬市の総勘定も、きのうで片づいたとかで、ここの旅籠はたごもきょうから閑散ひまになるらしい。
宮本武蔵:06 空の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
その頃は父も閑散かんさんな身となって佃島つくだじまにすんで土いじりをしていたので、一所に植木いじりはしていたが——たまたまいきな客などが来て
旧聞日本橋:08 木魚の顔 (新字新仮名) / 長谷川時雨(著)
畠を作ったり、鶏を飼ったりした八年間の田園生活、奈何どんなにそれが原の身にとって、閑散のんきで、幽静しずかで、楽しかったろう。
並木 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)