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閑散
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ひま
ふりがな文庫
“
閑散
(
ひま
)” の例文
多くは
博労
(
ばくろう
)
たちだった。この四、五日立っていた馬市の総勘定も、きのうで片づいたとかで、ここの
旅籠
(
はたご
)
もきょうから
閑散
(
ひま
)
になるらしい。
宮本武蔵:06 空の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
取手の宿場街の裏通りにある
茶屋旅籠
(
ちゃやはたご
)
で
安孫子屋
(
あびこや
)
の
店頭
(
みせさき
)
は、今が
閑散
(
ひま
)
な
潮時外
(
しおどきはず
)
れである。それは秋の日の午後のこと。
一本刀土俵入 二幕五場
(新字新仮名)
/
長谷川伸
(著)
いつたいに夏場は
閑散
(
ひま
)
なので、時折一晩二晩泊る人があるばかりで、今では月極の三田と大貫の外には客が無かつた。
大阪の宿
(旧字旧仮名)
/
水上滝太郎
(著)
御用筋が
閑散
(
ひま
)
なのでいつものとおり海老床の
梳場
(
すきば
)
で晩くまでとぐろを巻いていた三人が、さすがにもう莫迦話にも飽きが来て巣へ帰ってほどないころ、勘次は親分の床を敷き
釘抜藤吉捕物覚書:08 無明の夜
(新字新仮名)
/
林不忘
(著)
定
(
さだ
)
めし
今
(
いま
)
時分
(
じぶん
)
は
閑散
(
ひま
)
だらうと、
其
(
その
)
閑散
(
ひま
)
を
狙
(
ねら
)
つて
來
(
き
)
て
見
(
み
)
ると
案外
(
あんぐわい
)
さうでもなかつた。
湯ヶ原ゆき
(旧字旧仮名)
/
国木田独歩
(著)
▼ もっと見る
きょうは吾輩
閑散
(
ひま
)
だからね。少々メートルを上げるかも知れないよ。
ドグラ・マグラ
(新字新仮名)
/
夢野久作
(著)
閑
常用漢字
中学
部首:⾨
12画
散
常用漢字
小4
部首:⽁
12画
“閑”で始まる語句
閑
閑人
閑暇
閑寂
閑却
閑静
閑雅
閑話休題
閑古鳥
閑居