“かんさん”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
閑散41.7%
漢産25.0%
換算16.7%
艱酸8.3%
間散8.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
きのう今日の二日程を、屋敷に居て案じている内蔵助の命をうけて、様子を見に来た勘定方の岡島八十右衛門は、そこの閑散かんさんぶりを眺めて
新編忠臣蔵 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
しも越後に遊びし時、杉田村小野佐五右エ門が家にてかの船の木にて作りたる硯箱を見しに、木質もくしつ漢産かんさんともおもはれき。上古漂流の夷船いせんにやあらん。
ヘクザ館から発見された宝石や古代金貨のうわさは、たちまち全世界に喧伝けんでんされた。それはいまの金に換算かんさんすると、れいという字を、いくつつけてよいかわからぬほど、莫大ばくだいなものになろうという。
少年探偵長 (新字新仮名) / 海野十三(著)
前日来の艱酸かんさん辛労しんろうとは茫乎としてうたゆめの如し、一行皆沼岸にしておもむろに風光を賞嘆しやうたんしてまず、とほく対岸を見渡みわたせば無人の一小板屋たちまち双眼鏡裡にえいじ来る、其距離きより凡そ二里
利根水源探検紀行 (新字旧仮名) / 渡辺千吉郎(著)
或は傑士賢臣、うなずいて阿附あふせざるれば、軽ければすなわち之を間散かんさんに置き、重ければ則ちうばいてもってみんを編す。
続黄梁 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)