トップ
>
閑散
>
かんさん
ふりがな文庫
“
閑散
(
かんさん
)” の例文
その頃は父も
閑散
(
かんさん
)
な身となって
佃島
(
つくだじま
)
にすんで土いじりをしていたので、一所に植木いじりはしていたが——たまたま
粋
(
いき
)
な客などが来て
旧聞日本橋:08 木魚の顔
(新字新仮名)
/
長谷川時雨
(著)
きのう今日の二日程を、屋敷に居て案じている内蔵助の命をうけて、様子を見に来た勘定方の岡島八十右衛門は、そこの
閑散
(
かんさん
)
ぶりを眺めて
新編忠臣蔵
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
尤
(
もっと
)
もホームは至って
閑散
(
かんさん
)
で、そんなことには超人的な記憶力をもっている若い男たちが、幸か不幸かその近所に居合わさなかったせいにもよるだろう。
赤外線男
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
長男が生れたのは、終戦後、追放をうけて、だしぬけに空虚
閑散
(
かんさん
)
な境遇に落ちつき、残る人生について、本気で考えねばならぬような
状態
(
じょうたい
)
に立ちいたったときである。
親馬鹿入堂記
(新字新仮名)
/
尾崎士郎
(著)
やがて部員の配置表が出来て、僕は前にも云ったとおり、比較的
閑散
(
かんさん
)
な信濃町駅を守ることとなった。
階段
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
閑
常用漢字
中学
部首:⾨
12画
散
常用漢字
小4
部首:⽁
12画
“閑”で始まる語句
閑
閑人
閑暇
閑寂
閑却
閑静
閑雅
閑話休題
閑古鳥
閑居