“高梁川”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
たかはしがは50.0%
たかはしがわ50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
鈴木氏が以前備中びつちゆうの倉敷在にゐる或る友人を訪ねた事があつた。其処そこくには是非村境むらざかひを流れてゐる高梁川たかはしがはの渡し場を越さねばならなかつた。
山陽線から高梁川たかはしがわの谷をさかのぼって奥十数里、こんな山の中にもこんなハイカラの女があるかと思うと、それでも何となくなつかしく、時雄はその附近の地形やら山やら川やらを仔細しさいに見た。
蒲団 (新字新仮名) / 田山花袋(著)