“堀田備中守”の読み方と例文
読み方割合
ほったびっちゅうのかみ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
これは過ぐる安政あんせい四年、江戸の将軍謁見えっけんを許された後のハリスが堀田備中守ほったびっちゅうのかみの役宅で述べた口上の趣である。
夜明け前:03 第二部上 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
伊東の家柄は、足利時代に、下総、常陸ひたち等を領していた、管領千葉家の重臣の遺流ながれだったので、現在いまの領主、堀田備中守ほったびっちゅうのかみも粗末に出来ず、客分の扱いをしていた。
血曼陀羅紙帳武士 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
ここに於て幕府は閣老堀田備中守ほったびっちゅうのかみ正睦まさよし〕を使節として京都に送って、京都を圧迫して批准を得ようという企てをしたが、全国の有志者が大騒ぎ、堀田備中を途中で殺すという騒ぎ