“謁見”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
えっけん86.7%
えつけん6.7%
おめみえ3.3%
エツケン3.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
と、後醍醐のご記憶にも、彼の特有な人間臭が、忘れえぬものとしておありらしく、謁見えっけんの庭、夜の賜酒ししゅにも、道誉は加えられていた。
北米の文豪マアク・トエインが、何時だつたか、墺太利オーストリー皇帝フランツ・ヨセフに謁見えつけんした事があつた。
わたくしはそこですっかりづくろいをなおしました。むろんこころでただそうおもいさえすればそれでよろしいので、そうするといままでの旅装束たびしょうぞくがそのできちんとした謁見おめみえ服装ふくそうかわるのでございます。
これで、發音にみた所さへなかつたら、都の公家詞クゲコトバなどは、とても及ばないだらう。この短い逗留の中に、謁見エツケンした一山の房主と言ふ房主は、皆この美しいコトバで、大臣を驚した。
死者の書 続編(草稿) (旧字旧仮名) / 折口信夫(著)