“若狹”の読み方と例文
新字:若狭
読み方割合
わかさ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「八、此處は路地の奧で何處からも見えまいと思つたら、横田若狹わかさ樣邸内の火の見やぐらから一と眼だね。——昨夜は暗くて氣が付かなかつたが——」
武弘たけひろ昨日きのふむすめと一しよに、若狹わかさつたのでございますが、こんなことになりますとは、なん因果いんぐわでございませう。
藪の中 (旧字旧仮名) / 芥川竜之介(著)
かくてタケシウチの宿禰がその太子をおつれ申し上げてみそぎをしようとして近江また若狹わかさの國を經た時に、越前の敦賀つるがに假宮を造つてお住ませ申し上げました。