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國府
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こくぶ
ふりがな文庫
“
國府
(
こくぶ
)” の例文
新字:
国府
中を開けて見ると、粉煙草が少々、
薩摩
(
さつま
)
や
國府
(
こくぶ
)
でもあることか、これは
刻
(
きざみ
)
の荒い、色の黒い、少し
馬糞
(
まぐそ
)
臭い地煙草ではありませんか。
銭形平次捕物控:050 碁敵
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
時の氏神の
國府
(
こくぶ
)
彌八郎が、一人で辯じ立てますが、主人の永左衞門も、客の久我之助も、默り込んで受け
應
(
こた
)
へをするでもなく
銭形平次捕物控:237 毒酒薬酒
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
東作は煙草盆を引寄せて一服吸付け、
長閑
(
のどか
)
な煙を長々と吐きました。プーンと高貴な、
國府
(
こくぶ
)
の
薫
(
かを
)
り——。
銭形平次捕物控:075 巾着切の娘
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
百兩といふ金があれば、半歳溜めた家賃を拂つて、女房のお靜に氣のきいた
袷
(
あはせ
)
を着せて、好きな
國府
(
こくぶ
)
の飛切りを、尻から煙が出るほどふかしても
請
(
う
)
け合ひ九十七八兩は殘る勘定だつたのです。
銭形平次捕物控:210 飛ぶ女
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
「あの晩中裁に入つた、
國府
(
こくぶ
)
彌八郎樣のお屋敷はこの邊ぢやないか」
銭形平次捕物控:237 毒酒薬酒
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
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「——でも握りつ
拳
(
こぶし
)
一つぢや、斬り結ぶわけに行かねえ、さすがの吾妻屋も持て餘してゐるところへ同じ運座の歸りのこれも浪人仲間の湯島の
國府
(
こくぶ
)
彌八郎樣が通りかゝり、驚いて飛び込んでマアマアと引きわけた」
銭形平次捕物控:237 毒酒薬酒
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
國
部首:⼞
11画
府
常用漢字
小4
部首:⼴
8画
“國府”で始まる語句
國府津
國府津行
國府犀東