“こくふ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
黒布38.5%
国府38.5%
國府15.4%
国富7.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
いろいろなちかいを立てさせられて、そこから助けだしてもらうと、ばばあは、頭にくろい頭巾ずきん、身に黒布こくふをまとわせられて、あたかも女修道士おんなイルマンのような姿となり
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
はい、あの死骸は手前の娘が、片附かたづいた男でございます。が、都のものではございません。若狭わかさ国府こくふの侍でございます。名は金沢かなざわの武弘、年は二十六歳でございました。
藪の中 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
千葉之介常胤ちばのすけつねたね舎弟國府こくふろう胤道たねみちの城跡であると申すを、此の国府の台を訛伝なまりつたえて鴻の台と申すのだろうが、たしか永禄の七年甲子きのえねの正月七日八日の戦いは激しかったという
単に物質だけの百一億円の損害でも、日露にちろ戦争の費用の五倍以上にあたり、全国富こくふの十分の一を失ったわけです。
大震火災記 (新字新仮名) / 鈴木三重吉(著)