“黒布”のいろいろな読み方と例文
読み方(ふりがな)割合
くろぬの57.1%
こくふ35.7%
クロース7.1%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
“黒布”を含む作品のジャンル比率
文学 > フランス文学 > 小説 物語(児童)7.1%
文学 > 日本文学 > 小説 物語0.3%
文学 > 日本文学 > 小説 物語(児童)0.2%
(注)比率=対象の語句にふりがなが振られている作品数÷各ジャンルの合計の作品数
と云うところから仕方がない、呉服屋へ行って黒布くろぬのを三十五反八分七はちぶんのしち買って来て例の獣類の人間にことごとく着物をきせた。
吾輩は猫である (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
甲必丹キャピタンカランスが背後から、手に持っていた黒布くろぬのを、その瞬間に冠せたのであった。
十二神貝十郎手柄話 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
と云ったかと思うと、悪鬼の女は頭の上から被っていた黒布こくふに手をかけるとサッと脱ぎ捨てた。
恐怖の口笛 (新字新仮名) / 海野十三(著)
片隅でムクムク動いている者があれば、それは用意の黒布こくふを出して、顔の覆面や足拵あしごしらえにかかっている者で、中には腰の皎刀こうとうを抜き払って、刃こぼれをあらためている者がある。
鳴門秘帖:01 上方の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
法水は、Uの部類を最初から丹念に眼を通していったが、やがて、彼の顔にさわやかな色がうかんだと思うと、「これだ」と云って、簡素な黒布クロース装幀の一冊を抜き出した。
黒死館殺人事件 (新字新仮名) / 小栗虫太郎(著)