藪の中やぶのなか
さようでございます。あの死骸を見つけたのは、わたしに違いございません。わたしは今朝いつもの通り、裏山の杉を伐りに参りました。すると山陰の藪の中に、あの死骸があったのでございます。あった処でございますか?それは山科の駅路からは、四五町ほど隔た …
作品に特徴的な語句
ねたま 顔色がんしよく ふたた 極刑ごっけい 合目ごうめ 国府こくふ 小刀さすが うしろ 昨夜さくや わらわ 蘇芳すほう 一言いちごん うな うば 差出さしで のち いま はじ 打出うちだ 木樵きこ おうち まば あば まこと 立派りっぱ かよ あいだ かわ 一刀ひとかたな 一声ひとこえ 一言ひとこと たけ 三度みたび うち 中有ちゅうう かわ まじ 人気ひとけ 今朝けさ 仕業しわざ 仰向あおむ 体中からだじゅう 初更しょこう 刹那せつな ひる 午頃ひるごろ 半時はんとき 半町はんちょう いや 卑怯ひきょう 口数くちかず 古塚ふるづか つぶや のろ 咄嗟とっさ くちびる のど あえ 嗔恚しんい あざけ 嘲笑ちょうしょう さえず 四寸よき 因縁いんねん 図星ずぼし 垂絹たれぎぬ うず かたまり つぼ むこ 大胆だいたん 太刀たち うば おうな 山科やましな 山路やまみち 山陰やまかげ 工夫くふう 巫女みこ 征矢そや あと 念頭ねんとう 怪我けが 悄然しょうぜん ふところ 懺悔ざんげ 拍子ひょうし くく 拷問ごうもん
題名が同じ作品
藪の中 (旧字旧仮名)芥川竜之介 (著)