“体中”のいろいろな読み方と例文
旧字:體中
読み方割合
からだじゅう81.0%
からだぢゆう9.5%
からだぢう4.8%
からだ4.8%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
家来の三匹の鬼は大将ほど大きな牙は生えていないが、目の光るところを見ただけでも勘太郎は体中からだじゅうがすくむような気持ちになった。
鬼退治 (新字新仮名) / 下村千秋(著)
先刻さツき小屋こやはいつて世話せわをしましたので、ぬら/\したうま鼻息はないき体中からだぢゆうへかゝつて気味きみわるうござんす。丁度ちやうどうございますからわたしからだきませう
高野聖 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
体中からだぢう珠数生じゆずなりになつたのを手当次第てあたりしだいむして、りなどして、あしんで、まるをどくるかたち歩行あるきした。
高野聖 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
即ち今までの学説で呼吸器から肺病の細菌を吸い込むと信じましたけれどもベーリング氏の研究ではその細菌が食物と共に一旦いったん腸へ附着して体中からだへ吸収せられるという事です。
食道楽:冬の巻 (新字新仮名) / 村井弦斎(著)