“体仁”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
なりひと66.7%
としひと33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
本来、皇太子でおわすべきを、上皇と美福門院のおん仲に生まれた体仁なりひと春宮とうぐう(皇太子)の位にかれたため、親王にとどめられているお方だった。
そもそも永治えいじ元年の昔、なんの罪もないのに、父鳥羽院のめいによって、自分は帝位を三歳の体仁なりひとにゆずって退位したが、この心をみても自分が人欲ふかいとはいえまい。
そもそも五一永治えいぢの昔、をかせるつみもなきに、五二みかどみことかしこみて、三歳の五三体仁としひとゆづりし心、人慾深きといふべからず。