“春宮”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
とうぐう77.8%
しゅんきゅう11.1%
はるみや11.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
また、代々の天皇、春宮とうぐう、上皇、女院、藤壺ノ君などが、群集と共に、笑みを並べて競馬を見る——そんな絵画的想像もわく。
天皇と競馬 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
春宮しゅんきゅうの中からぬけ出したような、夕霧や浮橋のなまめかしい姿と共に、歴々と心中に浮んで来た。
或日の大石内蔵助 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
(これよりまへ碓氷うすひ峠その外木曾路の山中鳥雀いたつてまれなり。王安石一鳥不鳴山更幽の句覚妙めうをおぼゆ。)谷おほくありて山形甚円く仮山かざんのごとし。下諏訪春宮はるみやに詣り、五里八丁下諏訪の駅に到る。
伊沢蘭軒 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)