“とうぐう”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
東宮50.0%
春宮50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
という歌、これは一昨年の春東宮とうぐうの御慶事があった時に予が鉢植のおだまきを写生して碧梧桐に送り、そのまさに妻を迎えんとするを賀した事があるのを思い出したのである。
病牀苦語 (新字新仮名) / 正岡子規(著)
仙洞御所せんどうごしよと稱し一品親王なり又天子御世繼よつぎの太子を東宮とうぐういひ是又一品親王なり又東叡山の宮樣は一品准后ほんじゆんこうにして准后とは天子のきさきじゆんずる故に准后の宮樣とは云なり然ば宮樣の御沓おくつ
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
天正年中絶え果て今は形ばかりなるいおりに大日如来一躯あり云々、平城帝第三の御子、母は贈従三位伊勢朝臣継子、大同の末春宮とうぐうに坐し世人蹲踞太子と申したてまつる
是非なくおろし參らせ、清盛の女が腹に生れし春宮とうぐう今年ことし僅に三歳なるに御位を讓らせ給ふ。
滝口入道 (旧字旧仮名) / 高山樗牛(著)