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なりひと
ふりがな文庫
“なりひと”の漢字の書き方と例文
語句
割合
体仁
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
体仁
(逆引き)
本来、皇太子でおわすべきを、上皇と美福門院のおん仲に生まれた
体仁
(
なりひと
)
が
春宮
(
とうぐう
)
(皇太子)の位に
即
(
つ
)
かれたため、親王にとどめられているお方だった。
新・平家物語:02 ちげぐさの巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
そもそも
永治
(
えいじ
)
元年の昔、なんの罪もないのに、父鳥羽院の
命
(
めい
)
によって、自分は帝位を三歳の
体仁
(
なりひと
)
にゆずって退位したが、この心をみても自分が人欲ふかいとはいえまい。
雨月物語:02 現代語訳 雨月物語
(新字新仮名)
/
上田秋成
(著)
ところが、帝の父、鳥羽上皇もまた、
寵姫
(
ちょうき
)
藤原
得子
(
とくこ
)
(美福門院)とのあいだに、皇子
体仁
(
なりひと
)
の誕生をみられた。
新・平家物語:02 ちげぐさの巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
かねてこのことはあろうと予想されていたが、
突
(
とつ
)
として、崇徳天皇の御退位と——同時に、皇太子
体仁
(
なりひと
)
の受禅が実現され、同月二十七日、即位式も、とり行われた。
新・平家物語:02 ちげぐさの巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
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