“こころもち”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
心持64.0%
心地28.1%
心分1.1%
心境1.1%
心情1.1%
情態1.1%
情緒1.1%
気分1.1%
気持1.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
子家鴨はみんながれだって、くだんだんとってくのを一心ているうち、奇妙心持がいっぱいになってきました。
それでも「池のになっているから、姿をかくしたが安心してくれ。」という伝言をせねば、自分の重い役が一生とれぬ心地もするので
糸繰沼 (新字新仮名) / 長谷川時雨(著)
会へばどんなに心分の触れ合ふことか。いまにも飛んで行きたいやうな気が何時も瞼を熱くした。
少くとも現在のお心境では。……その心境拙者にはよく諒解りまする。……さて拙者おつかまつる。拙者どこへ参ろうと、この血曼陀羅の紙帳を釣って、起居いたすでござりましょう。
血曼陀羅紙帳武士 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
よしや頭が禿げてもこのかい若々しい心情だけは何日までも持つて居たいものだと思つて居る。んぞ今にして早く蒸溜水の様な心に成られやう。
雲は天才である (新字旧仮名) / 石川啄木(著)
然し梅子が平常何人に向ても平等に優しく何人に向ても特種の情態を示したことのないだけ、細川は十分この一念を信ずることが出来ぬ。
富岡先生 (新字新仮名) / 国木田独歩(著)
智恵子は、信吾が帰つてからの静子の、常になく生々いでゐることを感じた。そして、それが何かしら物足らぬ様な情緒を起させた。自分にも兄がある。
鳥影 (新字旧仮名) / 石川啄木(著)
それが知らないよその子であつても日曜の午前らしいすがすがしい気分をあたへられます。
ザボンの実る木のもとに (新字旧仮名) / 室生犀星(著)
「畜生ッ一行も書いてやるもんか」と言った自棄気持になるのでした。
音波の殺人 (新字新仮名) / 野村胡堂(著)