音波の殺人おんぱのさつじん
夜中の十二時——電気時計の針は音もなく翌る日の最初の時を指すと、社会部長の千種十次郎は、最後の原稿を一と纏めにして、ポンと統一部の助手の机に投りました。 「さア、これでお了いだ」 千種はガードの熱いお …