“きぶん”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
気分59.3%
氣分27.8%
紀文9.3%
紀聞1.9%
記聞1.9%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「すずめさん、どうなさいました? たいへんに元気げんきがないようだが、気分きぶんでもわるいのですか……。」と、からすがはなしかけた。
温泉へ出かけたすずめ (新字新仮名) / 小川未明(著)
ヂュリ ほんにどくぢゃ、氣分きぶんわるうてはなァ。したが、乳母うば乳母うばや、乳母うばいなう、何卒どうぞうてたも、戀人こひゞとなん被言おッしゃった?
それはそれとして、日本の上流社会の一番ドエライところを代表したのがこれ位のところで、紀文きぶん奈良茂ならもの昔語りよりも大分落ちるようである。
と自著西洋紀聞きぶんにも賞めて書いている。
江戸三国志 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
また田村西湖たむらせいこ口義の『本草綱目記聞きぶん』薯蕷の条下に「ナガイモト云ハヤマイモノ人作ヲ経タルモノナリ」
植物一日一題 (新字新仮名) / 牧野富太郎(著)