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坎
ふりがな文庫
“坎”のいろいろな読み方と例文
読み方
割合
あな
60.0%
かん
40.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
あな
(逆引き)
この魔性の
廣野
(
ひろの
)
の
正中
(
たゞなか
)
にはいと大いなるいと深き一の
坎
(
あな
)
ありて口をひらけり、その
構造
(
なりたち
)
をばわれその處にいたりていはむ 四—六
神曲:01 地獄
(旧字旧仮名)
/
アリギエリ・ダンテ
(著)
昏倒
(
こんとう
)
した蘇武に対する
胡毉
(
こい
)
の手当てというのがすこぶる変わっていた。地を掘って
坎
(
あな
)
をつくり
熅火
(
うんか
)
を入れて、その上に傷者を寝かせその背中を
蹈
(
ふ
)
んで血を出させたと
漢書
(
かんじょ
)
には
誌
(
しる
)
されている。
李陵
(新字新仮名)
/
中島敦
(著)
坎(あな)の例文をもっと
(3作品)
見る
かん
(逆引き)
坎
(
かん
)
、もしくは
駻
(
かん
)
なるものならば、女の時にもつてくれば、
疳
(
かん
)
の高い馬のやうな跳つかへりをさしたものともおもへる。
凡愚姐御考
(旧字旧仮名)
/
長谷川時雨
(著)
この
棟
(
むね
)
の低い
支那家
(
しないえ
)
の中には、勿論今日も
坎
(
かん
)
の
火
(
か
)
っ
気
(
き
)
が、
快
(
こころよ
)
い
温
(
あたたか
)
みを漂わせていた。
将軍
(新字新仮名)
/
芥川竜之介
(著)
坎(かん)の例文をもっと
(2作品)
見る
“坎”の解説
坎(かん)は八卦の一つ。卦の形はであり、初爻は陰、第2爻は陽、第3爻は陰で構成される。または六十四卦の一つであり、坎為水。坎下坎上で構成される。
(出典:Wikipedia)
坎
漢検1級
部首:⼟
7画
“坎”を含む語句
坎坷
凸凹坎坷
坎壈
坎日
空坎
“坎”のふりがなが多い著者
アリギエリ・ダンテ
中島敦
長谷川時雨
芥川竜之介