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坎
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あな
ふりがな文庫
“
坎
(
あな
)” の例文
この魔性の
廣野
(
ひろの
)
の
正中
(
たゞなか
)
にはいと大いなるいと深き一の
坎
(
あな
)
ありて口をひらけり、その
構造
(
なりたち
)
をばわれその處にいたりていはむ 四—六
神曲:01 地獄
(旧字旧仮名)
/
アリギエリ・ダンテ
(著)
昏倒
(
こんとう
)
した蘇武に対する
胡毉
(
こい
)
の手当てというのがすこぶる変わっていた。地を掘って
坎
(
あな
)
をつくり
熅火
(
うんか
)
を入れて、その上に傷者を寝かせその背中を
蹈
(
ふ
)
んで血を出させたと
漢書
(
かんじょ
)
には
誌
(
しる
)
されている。
李陵
(新字新仮名)
/
中島敦
(著)
されどマーレボルジェはみないと低き
坎
(
あな
)
の口にむかひて傾くがゆゑに、いづれの溪もそのさまこの理にもとづきて 三七—三九
神曲:01 地獄
(旧字旧仮名)
/
アリギエリ・ダンテ
(著)
忽ち
嶮
(
けは
)
しく忽ち
坦
(
たひらか
)
なる一條の曲路我等を導いてかの
坎
(
あな
)
の
邊
(
ほとり
)
、
縁
(
ふち
)
半
(
なかば
)
より多く失せし處にいたらしむ 七〇—七二
神曲:02 浄火
(旧字旧仮名)
/
アリギエリ・ダンテ
(著)
罰はたゞ望みを絶たれしのみなる第一の
獄
(
ひとや
)
より悲しみの
坎
(
あな
)
かく深くくだるものあることありや 一六—一八
神曲:01 地獄
(旧字旧仮名)
/
アリギエリ・ダンテ
(著)
▼ もっと見る
再び死にし者に似たる魂等はわが生くるを知り、我を見て
驚愕
(
おどろき
)
を目の
坎
(
あな
)
より吐けり 四—六
神曲:02 浄火
(旧字旧仮名)
/
アリギエリ・ダンテ
(著)
“坎”の解説
坎(かん)は八卦の一つ。卦の形はであり、初爻は陰、第2爻は陽、第3爻は陰で構成される。または六十四卦の一つであり、坎為水。坎下坎上で構成される。
(出典:Wikipedia)
坎
漢検1級
部首:⼟
7画
“坎”を含む語句
坎坷
凸凹坎坷
坎壈
坎日
空坎