かん)” の例文
かん、もしくはかんなるものならば、女の時にもつてくれば、かんの高い馬のやうな跳つかへりをさしたものともおもへる。
凡愚姐御考 (旧字旧仮名) / 長谷川時雨(著)
このむねの低い支那家しないえの中には、勿論今日もかんが、こころよあたたかみを漂わせていた。
将軍 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)