“輩出”の読み方と例文
読み方割合
はいしゅつ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
またこの国が、古来からすぐれた人材を輩出はいしゅつしていながら、まだ一人の天下取りも出していない点をふうした言葉と考えてもさしつかえない。
銀河まつり (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「新島襄何者ぞ? 彼の如きは群馬県の本領を語るものに非ず。群馬県からはもっと豪い人物が雲霞うんかの如くに輩出はいしゅつしている」
凡人伝 (新字新仮名) / 佐々木邦(著)
それに一生をささげていない青年、そうした青年が輩出はいしゅつしてこそ、日本の国士がすみずみまで若返り、民族の将来が真にかがやかしい生命の力にあふれるのであります。
次郎物語:05 第五部 (新字新仮名) / 下村湖人(著)