“祕藏”の読み方と例文
新字:秘蔵
読み方割合
ひざう100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
出して渡せばしかと懷中して則ち頭にさせくしを出し是はお前樣も知る通り我が爲に千金にもかへがたき母の紀念かたみにして片時もはなさず祕藏ひざうの品此櫛このくし
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
むしせざるをあやしむのみと。令史れいしおどろいてふやう、うまはじめよりうまやいださず祕藏ひざうせり。またいへるべきものなし。なん千里せんりくとふや。
唐模様 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
雲飛うんぴおどろいて『んだことを言はるゝ、これは拙者せつしや永年ながねん祕藏ひざうして居るので、生命いのちにかけて大事だいじにして居るのです』
石清虚 (旧字旧仮名) / 国木田独歩(著)