“経筥”の読み方と例文
読み方割合
きょうばこ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
お綱は経筥きょうばこにもたれ、弦之丞は何かに腰をかけて、杖に肩をささえていた。しかし、しきりと旋舞せんぶする毒虫やバサと壁をうつの音に、ふたりの神経は容易にしずまらなかった。
鳴門秘帖:05 剣山の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)